長崎県勢8年ぶり決勝へ 体操・少年男子 第78回国民スポーツ大会

長崎新聞 2024/09/07 [11:15] 公開

【体操少年男子予選】跳馬で14・400点の自己最高得点を出した長崎の太田(創成館高)=SAGAアリーナ

【体操少年男子予選】跳馬で14・400点の自己最高得点を出した長崎の太田(創成館高)=SAGAアリーナ

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第78回国民スポーツ大会「SAGA2024」は5、6日、佐賀市のSAGAアリーナで会期前競技の体操少年男子、少年女子の予選が行われ、長崎県勢は創成館高主体の少年男子が予選16位で上位18チームによる決勝に進んだ。少年男子の決勝進出は8年ぶり。昨年決勝に進んでいた少年女子は予選23位で落選した。
 前年度までの「国民体育大会(国体)」から国スポに名称が変わって初めての大会。競技が始まった5日は同アリーナに県内外から約2千人の観客が詰め掛け、全国各ブロック予選を勝ち抜いてきた代表選手たちの演技に拍手を送っていた。
 7日は佐賀県内各地で2競技を実施。体操少年男子の決勝は8日に同アリーナで行われる。

◎創成館高勢活躍16位 太田、上近絢 高得点マーク

 2年連続出場の体操少年男子が287・559点で予選16位に入り、8年ぶりに決勝(18チーム)進出を決めた。山﨑監督(山﨑体育教室)は「我慢しながらみんな頑張っていた」と選手たちをねぎらった。
 前半の床運動、あん馬でミスが出たものの、後半の種目で巻き返した。上近絢(創成館高)が跳馬で高得点を出すと、主将の太田(同)も14・400点の自己最高得点を記録。チームの順位を大きく引き上げた。太田は「3年間、毎日練習してきた。それがここで出た」と胸を張った。
 昨年は予選19位で決勝進出を逃した。今年も絶対的なエースはいなかったが、創成館高勢を軸に全員で補い合って予選を突破した。今回が高校最後の全国大会となる太田は「最後だから笑って終わりたい」、上近絢も「決勝は予選で失敗したところを修正してノーミスでやる」と気合を入れ直していた。