佐世保市・佐々町地域公共交通活性化協議会(会長・宮島大典市長)は2日、市役所で開き、バスの運転手不足による減便、路線廃止などの課題解決に向けた次期地域公共交通計画案を発表した。西肥自動車(西肥バス)が来年3月末で廃止する予定の路線については、予約制乗り合いタクシーを活用するなどの対策を示した。
西肥バスは14路線の廃止を予定しており、うち佐世保市に影響があるのは11路線。烏帽子、弓張、宮、針尾、中里・皆瀬地区については、新たに予約制乗り合いタクシーを導入する方針。ほかの地区は既存の予約制乗り合いタクシーで対応するほか、近くを運行している別の路線の利用を想定している。
計画は2025年度から5年間。持続可能な公共交通ネットワークの形成を目的に、大野、早岐地区を乗り換え拠点にしたバス路線の再編を検討。既存の長距離系統の運行を見直し、両地区を地域の拠点として基幹交通の効率化を図る。また、各路線の需給バランス、確保可能な運転手数を踏まえ、運行区間、本数を適正化。運転手の長時間労働の解消につなげるとしている。
郊外の過疎地域については、予約制乗り合いタクシーでの対応を推進。新たな交通手段として、行政と事業者、地域団体が協力して運行する公共ライドシェア(自家用有償旅客運送)を導入し、交通空白地の解消を図る。
委員からは「地域の住民は不安を感じている。どうしたら改善されるか、佐世保ならではのプランを示してほしい」などと意見が出た。今月末からパブリックコメントを実施し、来年2月の協議会を経て、市と佐々町が正式な計画を策定する。
西肥バスは14路線の廃止を予定しており、うち佐世保市に影響があるのは11路線。烏帽子、弓張、宮、針尾、中里・皆瀬地区については、新たに予約制乗り合いタクシーを導入する方針。ほかの地区は既存の予約制乗り合いタクシーで対応するほか、近くを運行している別の路線の利用を想定している。
計画は2025年度から5年間。持続可能な公共交通ネットワークの形成を目的に、大野、早岐地区を乗り換え拠点にしたバス路線の再編を検討。既存の長距離系統の運行を見直し、両地区を地域の拠点として基幹交通の効率化を図る。また、各路線の需給バランス、確保可能な運転手数を踏まえ、運行区間、本数を適正化。運転手の長時間労働の解消につなげるとしている。
郊外の過疎地域については、予約制乗り合いタクシーでの対応を推進。新たな交通手段として、行政と事業者、地域団体が協力して運行する公共ライドシェア(自家用有償旅客運送)を導入し、交通空白地の解消を図る。
委員からは「地域の住民は不安を感じている。どうしたら改善されるか、佐世保ならではのプランを示してほしい」などと意見が出た。今月末からパブリックコメントを実施し、来年2月の協議会を経て、市と佐々町が正式な計画を策定する。