【ニューヨーク共同】4月30日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は7営業日続伸し、前日比141・74ドル高の4万0669・36ドルで取引を終えた。朝方発表された米実質国内総生産(GDP)速報値が3年ぶりのマイナス成長となったものの、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げへの期待感を支えに買い注文が入った。
米商務省が発表した1~3月期のGDP速報値は、年率換算で前期比0・3%減と2022年1~3月期以来のマイナス成長となった。米経済への懸念から売られ、前日終値からの下げ幅は一時800ドルに迫った。その後はFRBの利下げ観測の広がりを手掛かりに、上昇に転じた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は小幅に反落し、14・98ポイント安の1万7446・34。