列車の待ち時間を活用して本に親しんでもらおうと、長崎県諫早市東小路町の市立諫早図書館(石山雅晴館長)は島原鉄道の本諫早駅(同町)の待合所に、使わなくなった書籍約160冊を収めた本棚「諫早文庫」を設置した。来年3月末まで試行する。島鉄によると、沿線24駅のうち、待合所に本棚を設置しているのは島原駅に続き2カ所目。
本諫早駅は道路を挟み、同館南側に位置する。「本」の名称が付く縁に着目し、同館が情報発信スペースの提供を島鉄側に要請して実現。同館が1904年、私立諫早文庫として創設された“原点”の名称にちなんだ。
本諫早駅の待合所内に組み立て式の青色コンテナ4基を設置。短時間で目を通せるように旅行ガイド、絵本、料理などの実用書、小説などを収めた。同館が新しい書籍を購入した後、館内の書棚から撤去した除籍図書を再利用。後日に返却すれば持ち帰ることもできる。
同館の尾崎晃子主任は「図書館を知ってもらい、足を運んでもらうきっかけにしたい」と話す。帰宅途中だった県立諫早農業高2年の下原あかりさん(16)と田中マリアイザベラさん(17)は「列車を待つ間にぜひ読んでみたい」と話し、本を手にしていた。
本諫早駅は道路を挟み、同館南側に位置する。「本」の名称が付く縁に着目し、同館が情報発信スペースの提供を島鉄側に要請して実現。同館が1904年、私立諫早文庫として創設された“原点”の名称にちなんだ。
本諫早駅の待合所内に組み立て式の青色コンテナ4基を設置。短時間で目を通せるように旅行ガイド、絵本、料理などの実用書、小説などを収めた。同館が新しい書籍を購入した後、館内の書棚から撤去した除籍図書を再利用。後日に返却すれば持ち帰ることもできる。
同館の尾崎晃子主任は「図書館を知ってもらい、足を運んでもらうきっかけにしたい」と話す。帰宅途中だった県立諫早農業高2年の下原あかりさん(16)と田中マリアイザベラさん(17)は「列車を待つ間にぜひ読んでみたい」と話し、本を手にしていた。