卓袱料理でおもてなし 長崎女子短大生 後輩に振る舞う

長崎新聞 2024/07/30 [10:40] 公開

調理した豚の角煮を振る舞う2年生(中央)=長崎市、長崎女子短大

調理した豚の角煮を振る舞う2年生(中央)=長崎市、長崎女子短大

大きい写真を見る
長崎の食文化を学ぶ「卓袱(しっぽく)料理試食会」が26日、長崎市弥生町の長崎女子短大であり、生活創造学科栄養士コースの2年生32人が1年生30人に料理を振る舞った。
 同短大の講義「長崎食育学」の一環で2001年から毎年実施している。2年生は調理技術の向上や、もてなしの心の習得。1年生は会食におけるマナーを身に付けることを目的としている。
 2年生は、おひれ(吸い物)や豚の角煮、パイ包みスープの「パスティ」など計11品を調理。波佐見焼のサブスクリプションサービス「KIGAE」でレンタルした器に盛り付けて配膳した。
 1年生は、取り皿2枚だけを使って食べる卓袱料理独特のマナーに気を付けながら味わった。
 2年の松永夢叶さん(19)は「品数が多くて大変だったけど、試作を重ねておいしい料理ができた」、1年の平野詩織さん(19)は「来年は自分たちも作る側になる。見た目もきれいで、おいしいものを作れるようになりたい」とそれぞれ話した。