流麗、迫力の筆運び 愛好家ら150人を魅了 第50回記念長崎県書道展

長崎新聞 2025/05/05 [11:35] 公開

迫力ある筆さばきで多くの愛好家を魅了した揮毫会=長崎市、県美術館県民ギャラリー

迫力ある筆さばきで多くの愛好家を魅了した揮毫会=長崎市、県美術館県民ギャラリー

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長崎県内最大の書道公募展「第50回記念県書道展」(長崎新聞社主催)の関連企画として、同展役員による揮毫(きごう)会が4日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーであり、代表者の流麗、迫力の筆運びが愛好家ら約150人を魅了した。
 県書道展の全6部門を代表し、漢字は相川瑛石さん、かなは梅本耿石さん、近代詩文は朝長竹翠さん、少字数は川西偉也さん、篆刻(てんこく)は馬場覓牛さん、前衛は原雲涯さんが実演。それぞれ「文字が縦長にならないよう気を付けている」「辞書通りにするだけでは上達しない」「人のまねをせず、実験的なことをしてみる」など制作のこつを紹介した。
 前衛を学んでいるという新上五島町青方郷のパート従業員、鉄川幸泉さん(60)は「筆遣いやリズム、呼吸など勉強になった」と感想を述べた。
 同展の長崎展・中期は同日まで。後期は6~11日に同ギャラリーで、佐世保展は29日~6月1日に佐世保市島瀬町の島瀬美術センターで開く。いずれも無料。