時短クラシックなど変幻自在！　ＴＳＵＫＥＭＥＮ、来月長崎で公演　ＴＡＩＲＩＫ「フランクに楽しんで」

バイオリン２本とピアノという珍しい編成の男性３人組「ＴＳＵＫＥＭＥＮ（ツケメン）」が３月２３日、長崎市のベネックス長崎ブリックホールで全国ツアー長崎公演「キャンドルのぬくもり」を開く。誰もが知っている名曲のフレーズを集めた「時短クラシック」など変幻自在のアレンジで、幅広いジャンルの曲を披露する。リーダーのＴＡＩＲＩＫは「フランクに誰でも楽しめるコンサート」と来場を呼びかけている。
　ＴＡＩＲＩＫはツアーのコンセプトについて「心がささくれるような今の世の中だから、一人一人に寄り添えるコンサートができたら。部屋の中、隣で弾くような雰囲気をイメージした」と語る。
　ステージでは、モリコーネの映画音楽や、チャイコフスキーやブラームスらの名曲を集めたコンチェルト・メドレー、ジャズとクラシックをミックスしたような曲やオリジナル曲など多彩な楽曲を披露する。速弾きやアドリブもあり、予測不能なステージを届ける。
　長崎市での公演は１年半ぶり。同市出身のシンガーソングライター・さだまさしを父親に持つＴＡＩＲＩＫは「長崎にルーツがあり、大事な場所。５月にスタートする新しい全国ツアーも長崎で開催できるよう、もっと多くの人に知ってもらいたい」と意気込む。
　さだが昨年１０月、長崎で能登半島地震復興支援のチャリティーコンサートを開いたが、ＴＳＵＫＥＭＥＮも昨年３月にはオンラインでチャリティーコンサートを実施。「父も含め、音楽家は自分たちにできることは何かと考え、形にしたいという思いを持っている」。今後について「５月に米ロサンゼルスで公演するが、もっと海外へ展開したい。２年後に日本武道館でコンサートを開くのも大きな目標。その時には、父にゲストとして出演してもらう可能性もある」と話した。

　◆「ＴＳＵＫＥＭＥＮ　ＣＯＮＣＥＲＴ　キャンドルのぬくもり　Ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　アイダ設計」　３月２３日午後２時開演。全席指定６千円。チケットはローソンチケット、チケットぴあ、イープラスなどで販売中。キョードー西日本（電０５７０・０９・２４２４、平日・土曜午前１１時～午後３時）。