長崎国際大で入学式 488人が新たな一歩 ウクライナ避難学生も編入学

2024/04/03 [11:50] 公開

入学生を代表して宣誓する福田さん=佐世保市、長崎国際大

 長崎国際大の入学式が2日、長崎県佐世保市ハウステンボス町の同大であり、488人が新たな一歩を踏み出した。
 3学部に470人、大学院の2研究科に18人が入学。うち116人はネパールやスリランカ、中国などからの留学生だった。
 1日付で就任した中村誠司学長は「一人前の大人になるための仕上げとして、自分の力で生活をする自立、自らを律する自律ができるようになってほしい」と激励。入学生を代表して薬学部薬学科の福田和華(のどか)さん(18)が「学問を通し『いつも、人から。そして、心から』のモットーの通り、社会に貢献できるホスピタリティーを標榜(ひょうぼう)する」と宣誓した。
 また、ロシアの軍事侵攻によりウクライナから避難したペトルシュコ・ヴァレリアさん(21)は、科目等履修生を経て正規生として人間社会学部国際観光学科3年次に編入学。「希望はたくさんある。ウクライナの復興のために日本と強固な関係を結びたい」と抱負を語った。

ウクライナから避難し科目等履修生を経て国際観光学科に編入学したヴァレリアさん