活水高 英語科廃止へ 入学定員増減も承認 長崎県私立学校審議会

2023/08/29 [11:00] 公開

15項目を承認した県私立学校審議会=県庁

 長崎県私立学校審議会(牛島義亮会長)は28日、長崎市の活水高の全日制英語科や、佐世保市医師会看護専門学校の高等課程(准看護科)の廃止など15件を承認した。大石賢吾知事に答申し、県は来月までに認可を判断する。
 活水高は英語教育の伝統と実績を基礎学力として全員が学ぶようにするため、英語科の募集を停止し、26年3月末で廃止。普通科は入学定員を15人減の120人に変更する。佐世保市医師会看護専門学校の高等課程の廃止は、少子化による学生数の減少が理由。
 佐世保実業高の自動車工学科は、電気自動車(EV)などに対応するため自動車整備士養成課程の教育内容の改善が必要として、準備ができるまで募集を停止。普通科と機械科の入学定員を10人、総合ビジネス科を20人増やす。
 向陽高(大村市)は保育科、福祉科の募集を24年度入学から停止し、普通科(入学定員40人)を新設する。
 長崎南山高(長崎市)は通信制課程(入学定員80人)の男女共学を申請している。広域通信制のこころ未来高(同市)は、今年10月から修業年上限(現行6年)を撤廃する。
 園児数減少などを理由に4月から休園中のレデンプトール幼稚園(長崎市)について、本年度末をめどに廃止、運営する学校法人レデンプトール学園も解散することを承認した。