第四北越と群馬銀行が統合検討 実現なら地銀4位に

共同通信 2025/03/17 [22:20] 公開

新潟市の第四北越フィナンシャルグループ本店が入るビル(左)と、前橋市の群馬銀行本店=いずれも17日

新潟市の第四北越フィナンシャルグループ本店が入るビル(左)と、前橋市の群馬銀行本店=いずれも17日

  • 新潟市の第四北越フィナンシャルグループ本店が入るビル(左)と、前橋市の群馬銀行本店=いずれも17日
  • 2021年12月、連携協定を結んだ群馬銀行の深井彰彦頭取(右)と第四北越銀行の殖栗道郎頭取=東京都内
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 新潟県地盤の第四北越フィナンシャルグループ(FG)と、群馬銀行は17日「経営統合を含めた経営戦略について検討を行っている」と発表した。第四北越FGと群馬銀の預金の残高は単純合算で17兆2千億円程度。金融庁などの資料によると、統合が実現すれば預金量で地方銀行業界4位の規模となる。

 人口減少で事業環境が厳しさを増す中、日銀の利上げで銀行業界は融資の利ざやが改善傾向となり、融資の元手となる預金の獲得合戦が激化している。第四北越FGと群馬銀の統合検討は、共通課題である経営基盤の強化が狙いとみられる。

 預金量は福岡銀行などを傘下に置くふくおかフィナンシャルグループが首位。2位が横浜銀行を中核とするコンコルディア・フィナンシャルグループで、常陽銀行と足利銀行を傘下に置くめぶきフィナンシャルグループが続く。