島根原発で中国電力社員が重傷 機器確認中、運転に影響なし

共同通信 2025/03/21 [14:40] 公開

中国電力島根原発。左側が2号機=昨年11月

中国電力島根原発。左側が2号機=昨年11月

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 中国電力は21日、島根原発2号機(松江市)の原子炉建屋内で、男性社員(20)が空調機器のファンに接触し、重傷を負う事故があったと発表した。命に別条はなく、運転に影響はない。中国電は2週間以上の休業を要するけがを重傷と定め、公表している。

 中国電によると、19日午後11時ごろ、燃料プールがある建屋4階のフロアで、社員が、結露を防ぐ空調機器の運転状態を確認するため、右手を近づけたところ、回転中のファンに接触。腕の骨折や動脈断裂のけがを負い、病院に搬送された。

 島根2号機は昨年12月に再稼働し、翌月に営業運転を再開している。