杉澤西海市長が退任 2期8年「人に恵まれた」 長崎

長崎新聞 2025/05/01 [11:30] 公開

職員らに見送られ、笑顔で市役所を後にする杉澤市長(中央)=西海市役所

職員らに見送られ、笑顔で市役所を後にする杉澤市長(中央)=西海市役所

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長崎県西海市長を2期8年務めた杉澤泰彦氏(72)の任期満了に伴う退任式が30日、市議会議場であった。杉澤氏は職員らを前に「人に恵まれた。みなさんのおかげで最高のステージとなり、私の大きな財産」と感謝を述べた。

 杉澤氏は旧崎戸町議、西海市議を経て、2017年の市長選で初当選。4月20日に投開票された市長選には体力の衰えなどを理由に立候補しなかった。

 在任中に七つの柱を掲げ、カーボンニュートラル施策、独自ブランド化拡充によるふるさと納税増収、民間救急クリニック誘致などに取り組んだ。在任期間を振り返り「みなさんの理解、協力があって進められた」と総括。「一人一人が自己研さんに励み、柔軟な考えでチャンスを生かして」と職員を激励した。

 退任式を終え、市長室から市役所の外まで並んだ職員の拍手に送られ、庁舎を後にした。

 新市長の瀬川光之氏(63)は1日に初登庁する。