熱中症疑い…長崎県内で2人死亡 南島原の79歳女性と68歳男性

長崎新聞 2024/08/07 [10:24] 公開

長崎県南島原市で5日から6日にかけて、男女2人が熱中症と疑われる症状を訴え、死亡が確認された。県消防保安室によると、熱中症の疑いによる死者は今年、県内で2人となった。
 島原消防本部などによると、5日午後5時20分ごろ、同市内の畑近くの路上で、市内の女性(79)が倒れているのを女性の息子が発見し119番。同日昼過ぎ、畑に行き帰ってこない女性を息子が捜していた。
 また、6日午後3時40分ごろ、同市内の男性(68)が自宅で倒れているのを家族が発見。エアコンは使用されておらず、窓は閉め切った状態だった。
 長崎地方気象台によると、同日の県内最高気温は南島原市口之津と大村でそれぞれ36・2度。県によると同日午後5時時点で、熱中症の疑いで13人が搬送され、うち5人が中等症だった。