対馬市の当初予算案326億円 県立3高校の魅力化推進

2023/02/18 [11:30] 公開

 対馬市は17日、2023年度一般会計当初予算案を含む30件(議案27、同意1、諮問2)を発表した。21日開会の定例市議会に提案する。総額326億6700万円(前年度比4.5%増)の一般会計予算に、県立対馬、豊玉、上対馬3高校の魅力化推進事業費(1300万円)などを盛り込んだ。
 同事業は島内の高校への進学率を上げ、人口減少抑制につなげる狙い。23年度から対馬高に陸上競技専門の指導者1人を新たに招聘(しょうへい)し、同校陸上競技部のレベルアップを図る。市内の小中学校への出前授業など、陸上競技の普及にも取り組む。このほか、島内3高校の部活動で、遠征や合宿に必要な経費の一部を助成し、保護者の負担軽減につなげる。
 がん治療の副作用で、外見の変化などに悩む市民を対象とした、アピアランスケア支援事業費(70万円)も計上。ウィッグ(かつら)など補整具の購入費用を一部支援する。
 市議会議会運営委員会は定例会の会期を21日から3月15日までの23日間とすることを申し合わせた。一般質問は2、3、6日、計13人が登壇する予定。