感染対策徹底を呼び掛け 大石知事「接触機会増え、リスク高まる」

2022/12/29 [09:59] 公開

 大石賢吾知事は28日の定例会見で、年末年始の休暇中に人と人の接触機会が増え新型コロナウイルスへの感染リスクが高まるとして、基本的な感染対策の徹底や早期のワクチン接種を呼びかけた。
 知事によると、今月に入り新規感染者が著しく増加し、最近1週間の1日当たりの平均感染者数は約1800人。県全体の確保病床使用率は50%に近づき、医療体制が厳しさを増しているという。
 知事は「帰省、初詣、成人式などで人との接触、会食機会が増え、普段以上に感染リスクが高まる可能性がある」として、会話時のマスク着用、会食時の認証店利用、帰省前の無料検査などを求めた。
 30日~1月3日は県内各医師会などの協力で診療可能な医療機関を拡充。県のホームページで確認できる。知事は医療機関の負担軽減のため抗原検査キットや解熱鎮痛剤の事前準備なども呼びかけた。
 また県主催の検討会などについて「県政の課題に取り組む上で県民の理解が何よりも大切」として、個人情報などに配慮せざるを得ない場合を除き、できるかぎり公開して議論を進める考えを示した。