ハウステンボス運営支援で契約 大阪の会社、代表はUSJ経営再建 「価値向上にまい進する」

2022/10/06 [10:10] 公開

 香港を拠点にする投資会社PAGの傘下となった長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)について、さまざまなテーマパークの再建実績を持つマーケティング会社「刀」(大阪市)が、ブランディング・運営を支援する契約をしたと発表した。
 刀は2017年に設立。代表取締役CEOの森岡毅氏は大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の経営再建などで知られる。21年には「西武園ゆうえんち」(埼玉県所沢市)のリニューアルオープンに携わるなど、テーマパークを基軸にした地域経済の活性化に数多くの実績がある。
 刀は1日付でHTBと契約を締結。「長崎、九州、日本のために九州内最大のテーマパークのさらなる発展に尽力する」としている。森岡氏は「新ハウステンボスの価値向上にまい進する。貴重な地域経済の核として、その再成長の意義は非常に大きい。長崎を起点として九州全域、ひいては日本の経済活性化に貢献できると考えている」とコメントしている。