長崎県南島原市は、市民生活をより便利にするため、無料通信アプリ「LINE（ライン）」の公式アカウントをリニューアル。市民からの相談に人工知能（AI）が自動回答する「チャットボット」を導入し、機能を拡充した。
同市は昨年7月、市政や新型コロナなどの情報発信を目的にアカウントを開設。登録者数は約4500人（18日現在）。
トーク画面下部に表示されるメニュー機能が充実。「基本メニュー」「Q＆A」の二つのタブがあり、基本メニューには「観光アプリ」、電子地域通貨「MINA（ミナ）コイン」などのコンテンツを追加。Q＆Aは「新型コロナ」「子育て」「健診・検診」「ごみ」に関する情報をチャットボットの案内で24時間調べることができる。
市政や防災・災害、健康・福祉、子育て、イベントなどの生活情報の中から、利用者が選択した情報だけをLINEで配信。今後、マイナンバーカードと連携したオンライン申請や各種行事・講座の予約などの機能追加も予定している。
市総務秘書課の林田俊将さん（35）は「業務効率化による職員の負荷軽減や、申請や予約といった行政サービスをLINEでいつでもどこでも可能になる“オンライン市役所”の構築を目指している。タイムリーな情報を届けるので、友だち追加して利用してほしい」と呼びかけている。
登録方法など詳細は市ホームページ、広報「みなみしまばら」8月号に掲載。市総務秘書課（電0957.73.6621）。