東彼杵で“ワーケーション”を PR動画、長崎県立大生が来月披露

2022/06/27 [11:07] 公開

千綿駅構内の生花店「ミドリブ」のスタッフから綿花の紡ぎ方を教わる学生=東彼杵町平似田郷

 長崎県立大佐世保校経営学科の学生が、東彼東彼杵町で仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を同時に楽しむ「ワーケーション」の受け入れ促進に向けた調査や動画撮影を続けている。7月下旬に同町で完成した動画などを披露する予定。
 町内の景観や店舗などワーケーションに適した環境をアピールし、来訪者の増加につなげる。同学科の講座「地域と企業演習」の一環で、2、3年生計12人が「ワーケーション推進」と「そのぎ抹茶の普及」に分かれて町内を取材。ワーケーション班は4月から通信環境が整ったカフェやゲストハウスを取材。東彼杵ならではの過ごし方として、今月、茶葉の収穫や綿花の糸紡ぎを体験した。
 3年の中村希美さん(21)は「従来のワーケーションは自分の仕事を持ち込むことが多いが、東彼杵町でしか体験できない仕事を楽しむことも一つの形。映像にまとめ、地域活性化に貢献したい」と話した。
 町の担当者は「観光だけでなく、仕事を楽しむという切り口で交流・関係人口を増やしたい」と期待を寄せている。