トルコライスがきっかけ 長崎県とネットカフェ運営会社がワーケーション促進へ協定

2022/02/02 [11:30] 公開

リモートワークの促進などに向け連携協定を締結した平田副知事(左)と東代表取締役社長=県庁

 長崎県は1日、ネットカフェ「快活CLUB」を全国展開する「快活フロンティア」(横浜市)と、県内でのリモートワーク促進などに向けた連携協定を締結した。県によると、自治体とネットカフェの協定締結は全国初という。
 きっかけは同社が提供するメニューの一つトルコライス。昨年10月、2008年からの累計販売数が300万食を突破し、本県が「発祥の地」であることを全国に広めようと、同社が県に協定を提案した。
 連携では「快活CLUB」の公式サイトで、本県でのリモートワークやワーケーションの事例を紹介。全505店舗のパソコン画面上にも広告を出し、促進を図る。トルコライスの認知度向上に向けても県内の店を紹介する特設サイトを同社サイト内に開設しPRする。
 締結式に出席した平田研副知事は「県の魅力発信に大きな意義がある協定」、東英和代表取締役社長は「リモートワークでの利用者も多い。多くの人に興味を持ってもらえるのでは」と話した。