豪雨による土砂災害 雲仙・温泉神社の復興支援呼び掛け クラウドファンディングに挑戦

2022/01/24 [12:00] 公開

雲仙・温泉神社への支援を呼び掛けるクラウドファンディングのサイト

 災害被災地などの支援に取り組む諫早市のNPO法人「有明支縁会」(草野紀視子理事長)が、長崎県雲仙市の温泉神社の再建復興を目標に、同神社と共同でクラウドファンディング(CF)に挑戦している。
 草野理事長によると、昨年8月の豪雨による土砂災害で県所有の裏山が崩れ、神社の鳥居やこま犬、灯籠が流された。土産物店やトイレ、駐車場なども大きな被害を受けたが、助成金などは出ておらず、支援がないままだという。
 同会は「観光地雲仙の中心に位置する温泉神社が再建することで、観光復興にもつながれば」と土砂除去などを手伝い、CFへの取り組みを提案。12月中旬、500万円を目標額に協力を呼び掛けたところ、現在約半分の金額が集まっている。
 支援は5000円以上で、金額に応じてお守りや絵馬、御朱印セットなどの謝礼がある。問い合わせは草野理事長(電090.2506.0813)。