密航・密漁防止チラシを配布へ 西海地区沿岸協力会総会

2021/06/26 [23:35] 公開

本年度の事業計画などを決めた総会=西海署

 西海地区沿岸協力会(山口文江会長)は24日、長崎県西海市大瀬戸町の西海署で総会を開き、密航や密漁、水難事故防止を市民に呼び掛けるチラシの配布など、本年度の事業計画を決めた。
 昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止し、2年ぶりの開催。同会は1991年発足し、漁協や交通、宿泊業者など沿岸部での不審者警戒に協力する18の団体、企業で構成している。
 総会には各団体の代表や長崎税関、長崎海上保安部から計約20人が出席。西海署の森広美署長は密輸入、密漁が暴力団の資金源となる事案に触れ「来月は東京五輪も始まる。今後も官民一体となった沿岸部の犯罪抑止に努めたい」と呼び掛けた。