コロナ禍での“巣ごもり生活”に役立ててほしいと、長崎県諫早市の菓子製造、販売業「菓秀苑森長」(森淳社長)は「台湾カステラ(定番)」の販売を開始した。
日本統治下時代に伝わり、現地の食生活に浸透しながら独自に変化した台湾カステラは、ふわふわでプルプルとした食感が特徴。3年前に同社の海外担当者が台湾を訪れた際、その食感に驚き、レシピを逆輸入する「カステラの里帰り」の検討を開始した。
シフォンケーキのようなふわふわ感を出すため、卵の黄身と白身を別々に泡立てる「別立て法」で製造。レンジで温めることでほぼ焼きたての味を再現できるという。付属の蜂蜜の他、ジャムやバターなどのトッピングでアレンジが楽しめるよう、甘さを控えたシンプルな味わいに仕上げた。森社長は「オリジナルの食べ方を探り、自宅でカフェ気分を楽しんで」と話した。
直径約15センチで1296円。同市八坂町の本店他、ネットショップ、福岡空港、長崎空港などで冷凍商品として販売。アレンジレシピなどを発掘する会員制交流サイト(SNS)上のキャンペーンを9日まで実施する。
ふわふわプルプル 台湾カステラ販売開始 “巣ごもり”に役立てて
2021/05/01 [00:00] 公開