長崎税関3月概況 県内貿易2カ月ぶり黒字

2021/04/21 [10:49] 公開

 長崎税関は20日、3月の県内貿易概況を発表した。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は11億6900万円で、2カ月ぶりの黒字だった。
 輸出額は前年同月比3.5%増の187億8200万円。3カ月ぶりに前年を上回った。輸出額の大半を占める船舶類は新造船が同1隻増の5隻で、同8.1%減の156億8200万円。一般機械はメキシコやインド向けの火力発電所向け原動機が増えたため、同5.1倍増の25億3700万円だった。
 輸入額は同13.2%増の176億1300万円。2カ月連続で前年を上回った。輸入の大半を占める鉱物性燃料は、液化石油ガスの価格上昇に伴い、同10.0%増の151億4700万円。
 長崎港の輸出額は61億4100万円、輸入額は23億9千万円で、貿易収支は2カ月ぶりの黒字だった。