「はじめてジビエ」認知度アップへ ロゴとリーフレット制作 役所でぼたん鍋提供も

2021/02/02 [23:30] 公開

諫早市役所食堂で提供している「はじめてジビエのぼたん鍋(しし鍋)」=レストランながえ(同店提供)

 長崎県諫早市で捕れるイノシシなどの野生鳥獣肉(ジビエ)を「長崎県諫早育ち はじめてジビエ」のブランド名で販売する市鳥獣処理加工販売組合(永尾洋一組合長)は、認知度向上を図ろうと、ブランドロゴとリーフレットを制作した。
 イノシシ肉は、五つの猟友会でつくる同組合が同市福田町の諫早猪処理販売センターで加工。品質が良いとされる冬に捕れた若いメスだけを使っている。
 同組合によると、豚肉に比べ、鉄分やビタミンB12は3倍以上あり、臭みが少なくジューシーな赤身と脂のまろやかな味わいが特長。真空パックした冷凍肉を同センターや同市山川町のAコープ西諫早店などで販売している。
 ロゴデザインはイノシシのイラストに諫早の眼鏡橋などを組み合わせた。リーフレットにはレシピも掲載している。
 1日から市役所食堂「レストランながえ」が期間限定メニュー「はじめてジビエのぼたん鍋(しし鍋)」(800円)を提供。みそ味で煮込み、ちゃんぽん麺を加えてボリュームたっぷりに仕上げている。
 永尾組合長は「衛生管理が行き届いた施設で安全に加工している。おいしいジビエの魅力を味わってもらえれば」と話している。

「諫早ジビエのおいしさを知ってほしい」と話す永尾組合長