実験通じ理系の魅力発信! 体験会で生徒ら楽しむ

2020/11/29 [23:28] 公開

小川教授(中央)と手洗いの仕方を学ぶ中学生ら=佐世保市、九州文化学園小中

小川教授(中央)と手洗いの仕方を学ぶ中学生ら=佐世保市、九州文化学園小中

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 実験などを通じ中高生と保護者に理系分野の魅力を発信するイベントが29日、佐世保市花園町の九州文化学園小中学校であり、小中高校生約50人が科学に触れた。
 理工系で活躍する「リケジョ(理系女子)」の育成を後押しする共同事業に取り組む長崎国際大、佐賀大、西九州大の3大学が主催。保護者向けに進路に関する講演もあった。
 実験は長崎国際大の女性研究者が指導した。感染制御学などが専門の小川由起子薬学部教授のプログラムでは、手に付いた汚れに見立てた蛍光剤を洗い落とす体験や、アロマハンドジェル作りに挑戦。児童、生徒はブラックライトに手を何度もかざして洗い残しを確かめ、しっかりと手洗いすることの大切さを学んだ。小川教授は「微生物は奥が深い。理系のいろいろな分野を体験してみて」と呼び掛けた。
 県立佐世保北中3年の山口虎ノ姫さん(15)は「進路に迷っていたが理系も楽しそうと感じた」と話した。