学生ものづくり&アイデアコン 高齢者見守りデバイス 金賞

2020/11/14 [23:28] 公開

金賞を獲得した(左から)森さん、村上さんと北口会長=長崎市科学館

 第6回学生ものづくり&アイデアコンテストが14日、長崎市油木町の市科学館であり、最高賞の金賞に、携帯型高齢者見守りデバイス「ここおるタイ」を提案した佐世保高専2年の村上匠さん(17)、森陽向さん(16)のチーム「reじぃばぁ」が輝いた。

 地元に貢献する人材の育成などを目的に、亀山電機(長崎市)が主催。佐世保高専と長崎総合科学大の計9チームが、プレゼンテーション形式で独創的なアイデアを競った。
 「ここおるタイ」はベルト型で、長距離通信が可能な無線ネットワークを活用。高齢者が転倒などして動けなくなった場合、センサーで体の傾きを感知して自動的に異常発生と位置情報を通報する。チーム名は高齢者から情報を受け取る「レシーバー」という意味を込めた。2人は「コンテストに出るのは初めてで賞が取れるとは思っていなかった。先生方の指導のおかげ。まだアイデアの段階なのでもっと高めていきたい」と受賞を喜んだ。
 亀山電機の北口功幸会長は閉会のあいさつで「何事もチャレンジしないと先には進まない。挑戦して自分たちの位置を見極め、差を埋めていってほしい」と話した。

 ほかの受賞チームは次の通り。
 ▽銀賞=SUNRISE(佐世保高専)▽銅賞=佐世保高専4M5Mチーム▽特別賞・NIB賞=“伝統”のしゅがらぼ11号(長崎総合科学大)▽同・NCC賞=佐世保高専1Eチーム▽同・長崎新聞社賞=NiAS ROVで海中観察!!(長崎総合科学大)