どんな恐竜 長崎にいた? 講演会に子どもら100人

2020/08/31 [23:35] 公開

講演後、子どもたちから質問を受ける中谷さん(左)=長崎市科学館

 長崎で見つかった恐竜の化石などをテーマにした恐竜講演会が8月30日、長崎市油木町の市科学館であり、子どもら約100人が、長崎と恐竜の関わりや来年10月に開館する長崎恐竜博物館(仮称)=野母町=についての説明に聞き入った。
 同科学館が昨年から開催。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を半分に減らした。
 市教委恐竜博物館準備室の学芸員、中谷大輔さんが、長崎半島で肉食恐竜ティラノサウルスの大型種の歯をはじめ、草食恐竜や古代植物の化石が見つかっていることなどを説明。植物に囲まれて恐竜が暮らす8100万年前の長崎半島の想像図を示し「長崎でたくさんの種類が次々に見つかっているから描ける」と発見の意義を語った。恐竜博物館の展示の概要もイラストで紹介。講演後、中谷さんの前には個別に質問する子どもたちの列ができた。
 西彼時津町の山村光稀君(8)は「博物館に行きたくなった。翼竜の化石を見てみたい」と話した。