FFG 損保付き融資商品の取り扱い開始 被災時、営業継続の費用補償

2020/08/31 [23:30] 公開

 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)は、自然災害時の損害保険付き融資商品「BCPサポートローン」の取り扱いを開始した。被災した事業者に対し、営業継続に必要な費用を補償する仕組みで、九州の地銀で導入するのは初めて。
 BCPは緊急事態に備える事業継続計画。FFGによると、大雨や台風による被災を対象とし、地震や噴火、津波、新型コロナウイルス感染は適用外。原材料の追加発注費や生産の外部委託費、従業員の時間外手当などを補償する。
 融資額は1千万円以上、融資期間は1年以上5年以内。保険金の支払限度額は融資3千万円未満が500万円、融資5千万円未満が1千万円、融資5千万円以上が3千万円。東京海上日動火災保険が引き受ける。
 問い合わせはFFG傘下の十八銀行(長崎市)や親和銀行(佐世保市)の本支店窓口へ。