体操・内村選手が検温器寄贈 感謝と応援のメッセージも

2020/06/06 [16:00] 公開

内村航平選手

 長崎県と諫早市は5日、体操男子個人総合で五輪2連覇中の内村航平選手(リンガーハット)が「新型コロナウイルス感染予防に役立ててほしい」と、出身地の両自治体に顔認証型検温器を1台ずつ寄贈したと発表した。県は同日から長崎市の県立総合体育館に設置。諫早市は屋内休館中のこどもの城に設置を予定している。

 検温器は高さ38センチ、幅16センチ、奥行き20センチ。利用者がパネルに表示された印に顔を合わせるだけで体温が記録され、効率よく感染症防止対策ができる。価格は1台約30万円。
 内村選手はメッセージも添付。医療従事者への感謝を伝えた上で「いつもの日常を取り戻せた時に、美しくて、感動してもらえるような体操をみせることができるように、自分も“新しい生活様式”を頑張ります。今後も感染予防の徹底とポジティブな気持ちで乗り越えましょう!」と地元へエールを送った。
 中村法道知事は「ふるさと長崎県に思いを寄せ、このような心温まるご支援をいただいたことは、県民にとって大変ありがたく、大きな活力となる」とコメントした。

内村選手からのメッセージ