新上五島町の住民有志が、新型コロナウイルス問題の影響で客足が落ち込んだ地元飲食店を支援しようと、お得な食事券の発行を企画している。町内の飲食店での食事、テークアウトを対象に、食事券購入額の1.5倍分利用できる仕組み。食事券発行のための資金をクラウドファンディングで募っている。
寄付は1口千円～10万円で、専用のウェブサイトから応募し決済方法を選んでもらう。金額に応じ、上五島の特産品の詰め合わせなどを返礼品として贈る。募集は6月29日までで、目標額は300万円。目標に届かない場合も集まった金額の範囲で商品券を発行する。
発行予定は7月上旬。千円から買うことができる。対象飲食店として現在、約20店舗が手を挙げており、今後も参加を呼び掛けていく。
今回、企画した住民有志らは支援策として「上五島エール飯」と銘打ち、町内でテークアウトに対応する飲食店をウェブサイトで紹介している。メンバーで、会社員の原知也さん（26）は「島外の皆さんからも支援していただき、島の経済を回すきっかけとしたい」と話した。問い合わせは原さん（電050.3579.5639）。