路面電車の運転再開 脱線で運転士ら指導検討へ

2020/04/23 [00:09] 公開

 長崎市桶屋町の市道交差点で21日に起きた路面電車の脱線事故で、長崎電気軌道(長崎市)は22日、運転を見合わせていた蛍茶屋-市民会館の運行を再開した。
 同社によると、脱線は、運転士がカーブ地点で車両後方の台車を誤って直進のレールに進めたのが原因。レールなどの設備に異常はなく、22日始発から通常運転を再開した。事故で、一部区間運休も含め計244本に影響が出た。
 脱線事故を起こした運転士は現在、運転業務から外れている。同社は「多大なご迷惑を掛けてしまい申し訳ない。運転士らの指導教育については今後検討する」としている。