長崎港2バース化 新規事業化を要望 国に県や期成会

2020/02/21 [16:00] 公開

岡本次官(右から5人目)に2バース化の要望書を手渡す中村知事ら=財務省

 長崎港松が枝埠頭(ふとう)に大型船2隻を接岸できる2バース化について、中村法道知事らが20日、財務省や国土交通省、自民党本部などを訪れ、新年度の新規事業化を要望した。
 2バース化を巡っては、国が事業化を検証するため2019年度予算に調査費を計上。次のステップとして、新年度に事業化の予算が盛り込まれるか注目されている。要望は地元経済団体などでつくる整備促進期成会(宮脇雅俊会長)と連名。金子原二郎参院議員が同席した。
 財務省では事務方トップの岡本薫明事務次官、党本部では岸田文雄政調会長に面会。中村知事は拡大が見込まれるクルーズ需要や路面電車の松が枝地区への延伸などの再開発構想を説明し「ぜひ新規事業化をお願いしたい」と求めた。
 岡本次官は「しっかりと検討していきたい」と応じた。