コスモス畑にユニークかかし 平戸・田平

2019/10/30 [10:58] 公開

コスモス畑に並んだ住民手作りのかかし=平戸市田平町

 長崎県平戸市田平町米の内地区のコスモス畑に、住民が作った個性豊かなかかし32組が飾り付けられ、訪れる人を楽しませている。コスモスの見ごろに合わせ11月10日まで展示する。
 住民グループ「スマイル米の内」が地域活性化につなげようと毎年実施している。子ども会や老人会を交え、廃材の発泡スチロールや木材にペンキで色付けしたり古着を着せたりしながら約1カ月かけて製作。約50アールに咲く約10万本のコスモス畑を楽しい空間に演出している。
 6回目の今年は、ラグビーのワールドカップ(W杯)の快進撃で国民を沸かせた日本代表選手や人気お笑いコンビ、昨年のテニス全米オープン女子シングルスを初制覇した大坂なおみ選手など話題の人物をテーマにした力作がずらり。回を重ねるごとに作品の質も上がっているという。
 大山荒助代表(60)は「佐世保方面などから見に来る人も増え、住民もやりがいを感じている。高齢化が進む中、笑いの絶えない明るい地域にできれば」と話した。