溺れた男性を救出 長崎市北消防署が4人に感謝状

2019/08/22 [00:04] 公開

表彰を受けた(左から)鵜瀬さん、中村さん、吉野さん=長崎市北消防署

 長崎市北消防署は19日、海で溺れていた男性を救護した男性4人に感謝状を贈った。4人は▽長崎市の会社員、鵜瀬(うせ)優希さん(23)▽長崎市の会社員、中村瑠樹也(るきや)さん(17)▽長崎市の会社経営、吉野源次郎さん(49)▽大村市の会社員、村尾友康さん(45)。
 7月20日午前8時40分ごろ、長崎市相川町の漁港で、沖に流された船を引き戻そうと海に入り溺れていた男性=当時(63)=を鵜瀬さんが発見。鵜瀬さんと中村さんが海に入って浜辺まで救出し、4人は意識がもうろうとしていた男性に声を掛けたり毛布で保温したりした。男性は救急搬送され一命を取り留めた。
 19日に同署で表彰式があり、村尾さんを除く3人が出席。柴原愼仁(しんじ)署長は「迅速で適切な活動だった」と述べ感謝状を手渡した。鵜瀬さんは取材に「あと何分か救出が遅ければ男性が亡くなったかもしれないというほど緊迫した状況だった。人の役に立ててよかった」と話した。