県内で激しい雨 長崎では崖崩れも

2019/08/21 [11:35] 公開

住宅側に一部崩れた畑の崖=午前6時5分、長崎市立山2丁目

 長崎県内は20日、大気の状態が非常に不安定となり、南部を中心に局地的に激しい雨が降った。長崎地方気象台によると、最大1時間降水量は野母崎で48.5ミリを記録。長崎市立山2丁目では畑の崖の一部が崩れた。
 同市消防局によると、午前5時5分ごろ、立山2丁目の平屋の住人が「石垣が落ちてきてエアコンの室外機に当たった」と119番通報。住宅の裏にある畑の崖が幅約1メートルにわたって住宅側に崩れた。けが人はなかったという。
 気象台は20日午前、南部と北部に大雨注意報を発表し、土砂災害に注意を呼び掛けていた。午後4時までの最大1時間降水量は雲仙岳44ミリ、口之津35.5ミリ、長崎33.5ミリ。気象台は21日昼すぎにかけて落雷や突風に注意するよう求めている。