まるで本物 食品サンプル工房 体験者受け入れ中

2019/07/25 [00:07] 公開

食品サンプル作りを体験できる古賀さんの工房=長崎市西海町

 まるで本物のよう-。長崎市西海町の古賀昇一郎さん(62)が、自身の職歴を生かして食品サンプルの体験教室「体験&工房 おりじなる」を自宅につくり、今月から体験者を受け入れている。
 古賀さんは、飲食店などに陳列する食品サンプルの製造販売会社(大阪市)に約40年勤務。2年前に定年退職し、一般の人にも食品サンプル作りの楽しさを知ってもらいたいと工房を開いた。
 初心者の体験には、レタスとてんぷらがお薦め。レタスは温めた色つきのろうを35、36度の湯に流し、水面で紙状に広がったものを丸める。これを繰り返して数枚巻き進めると、不思議とレタスそっくりに。てんぷらは、ろうを型に流しエビやシイタケ、ニンジンなど具の部分を作り、別に黄色いろうで作った衣で包んで出来上がり。
 ほかにクレープやピザ、スパゲティ、ミルクセーキなど。桃カステラと角煮まんじゅうのストラップ(各600円)も体験できる。古賀さんは「インテリアとして飾ったり、夏休みの作品として作ったりして楽しんで」とPR。1回の体験時間は約2時間半。料金は千円から。サンプルごとに料金が異なるため、予約時に相談を。問い合わせは古賀さん(電090.1197.9227)。