新幹線長崎ルート 大村、新駅名検討委が初会合 「未来感じさせる言葉を」

2019/07/06 [11:48] 公開

 九州新幹線長崎ルートの建設に関連し、新設される新幹線駅「新大村駅」(大村市植松3丁目)と在来線駅「車両基地駅」(同市宮小路3丁目)=いずれも仮称=の駅名などを検討する委員会の初会合が5日、市内で開かれた。
 委員会は同市が設置。有識者や観光、まちづくり関係団体の代表、公募委員ら計12人で構成する。新駅のほか新幹線駅の地下通路、その出入り口の名称も検討する。結果は市長に提案され、市は本年度末までにJR九州に要望する。
 会合で園田裕史市長は「長崎空港がある大村に新幹線駅ができることで、大村は九州のゲートウェイにもなれる。柔軟な発想で検討してほしい」とあいさつ。委員長に長崎大経済学部の山口純哉准教授を選任し、委員会は市側から観光や地方創生、駅周辺整備について説明を受けた。
 委員からは「大村の未来を感じさせる言葉をちりばめたい」「大村湾を中心とした地域のブランディングにつながるように」「若者が『いいね』と発信してくれる、途中下車したくなるような駅名に」などの意見が出た。