MD長崎 惜敗 サッカー天皇杯

2019/05/27 [12:59] 公開

【1回戦、MD長崎―高知ユナイテッドSC】後半26分、MD長崎のFW深町(中央)が中盤で競り合う=長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場

 サッカーの第99回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、長崎新聞社など共催)第2日は26日、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場などで1回戦15試合が行われ、長崎県代表のMD長崎は四国リーグの高知ユナイテッドSC(高知)に0-1で惜敗した。

 今大会唯一初出場で元日本代表FWの高原を擁する沖縄SVは松山大(愛媛)に2-0で快勝。日本代表に初選出された上田が先発したアマチュアシードの法大はブリオベッカ浦安(千葉)に1-0で競り勝った。明大(東京)はJ3の秋田を3-0で破った。

 J1、J2勢は7月3、10日の2回戦から登場。V・ファーレン長崎は3日午後7時から、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で高知ユナイテッドSCと対戦する。

 ■後半ロスタイムに失点

 四国リーグで現在5戦5勝、得失点差41と圧倒的な強さを誇る高知ユナイテッドSCと互角に渡り合いながら、0-0の後半ロスタイムに失点したMD長崎。川口監督は「最後の最後で集中が切れた。もったいない」と肩を落とした。

 前半は10分のFW深町のヘディングシュートを皮切りに、DF中野、MF中原がゴールに迫るなど、惜しいシーンが何度もあった。だが、後半立ち上がりにDF上野が相手と接触して頭部から流血。セットプレーに強い長身選手の負傷退場で攻撃に精彩を欠いた。主将のGK渕上を中心に辛抱強くしのぎ続けたが、最後に一瞬の隙を突かれた。

 チームは天皇杯を「Jチームと対戦できる貴重な機会」と位置づけており、勝っていれば、次戦はV・ファーレン長崎との長崎対決だった。MF安武は「やりたかった。試合展開もあと一歩。不運もあった」と悔しさを隠さなかった。