修学旅行生「広島名物いかが」 壱岐で市民に販売 元気に呼び込み、達成感

2019/05/24 [00:01] 公開

手作りのポップで広島の名産品をPRする生徒たち=壱岐市、スーパーバリューイチヤマ駐車場

 修学旅行で長崎県壱岐市を訪れた広島市立三入中(住吉磨(おさむ)校長、352人)の2年生108人が22日、壱岐市郷ノ浦町のスーパーバリューイチヤマ(市山英誉社長)の駐車場で広島の名産品を販売した。開始前から列ができるほど好評。約40分で、ボール3箱分の商品が完売した。

 同校の修学旅行は体験がテーマ。広島名産品の販売を通じ、買い物をする地元の市民と交流する。どうしたら商品が売れるのかを、生徒自ら考えて行動することも目的としている。今年で5回目。

 生徒たちは、桜の形をした花ソーセージや宮島名物のしゃもじかまぼこ、広島菜漬け、もみじまんじゅうなどをテーブルに並べた。

 生徒たちは、段ボールを使ったポップを飾ったり、商品名を書いたしゃもじを持ったりしたほか、プロ野球の広島カープやサッカーJ1、サンフレッチェ広島のユニホーム、名産品をモチーフにしたかぶり物などで、広島の雰囲気を演出。「ご飯が何杯でもすすむ広島菜漬けはいかがですか」「チーズ入りのかまぼこ、おいしいですよ」などと、元気な声で買い物客を呼び込んだ。

 山本龍樹さん(13)は「広島のことを知ってもらおうと授業や放課後を使って準備したかいがあった」と達成感をかみしめた。