ザボンの花満開 平戸文旦園

2019/05/16 [00:00] 公開

満開を迎えたザボンの花を見上げる稲澤代表=平戸市田平町

 長崎県平戸市田平町の「平戸文旦園」(稲澤雅章代表)の畑で、白いザボンの花が満開を迎えた。周辺はかんきつ系の甘い香りに包まれている。

 稲澤代表ら60~70代の計5人が、耕作放棄地を活用してジャガイモやニンニクなどの栽培に取り組んでいる。

 約1.4ヘクタールに高さ3~4メートルのザボンの木計253本が植えられている。12月から1月にかけて、直径20~25センチ程度の果実が1本につき約80~100個収穫されるという。今年の花は例年より5日ほど早く5月2日に咲き始めた。

 ザボンは全国からオーナーを募り販売している。畑にはミツバチ約32万匹も放たれ、蜂蜜もオーナーや東京などに出荷する。稲澤代表は「剪定(せんてい)などの作業は大変だが、今年も出来の良いザボンが期待できそう」と話している。