そうめん流しで夏気分 島原の老舗 今季の営業始まる

2019/04/26 [00:11] 公開

今シーズンの営業が始まりそうめんを味わう来店客=島原市、本村商店

 長崎県島原市中尾町の「宇土出口そうめん流し 本村商店」が25日、今シーズンの営業を始めた。早速、地元の人たちが来店し、テーブルの上でぐるぐると回るそうめんを食べながら、一足早い夏気分を楽しんだ。
 2代目店主、本村歌子さん(65)によると、同店は雲仙山系の湧水が豊富な宇土地区で約50年続く老舗。毎年この時期から9月中旬まで営業している。屋内と屋外合わせて21のテーブルがあり、約100人を収容。県外客も多く、盆の時期には1日約300人が来店するという。
 屋外テーブルからは、ツツジが咲く庭園とニジマスの泳ぐ池を眺めながら食事ができる。友人4人で訪れた市臨時職員の井上友美さん(34)は「程よくコシがあっておいしい。きれいな水を流れるそうめんの味が引き立っている」と話した。