世界はうんこでできている 動物のふんと自然を紹介

2019/03/29 [00:02] 公開

 動物のふんが自然界で果たす役割を紹介する特別企画展「世界はうんこでできている~うんこがつなぐ命の輪~」が長崎市宿町の長崎ペンギン水族館で開かれている。5月26日まで。
 「汚い」「臭い」と捉えられがちな動物のふんが植物の肥料となり、植物が光合成で酸素を供給し、それによって動物が生かされている自然循環について知ってもらおうと企画した。
 会場にはライオンやレッサーパンダなどのふんの標本約20点を展示。ガの幼虫のふんのにおいを体験するコーナーや、どの動物のふんか尋ねるクイズ形式の展示もある。
 東京都東久留米市立第二小1年の野原佑太君(7)は「ふんを食べる虫がいると知り、すごいなと思った」。母親の志織さん(40)は「いろいろな動物のふんを見詰める機会はない。興味深かった」と話した。

展示に見入る子ども=長崎市、長崎ペンギン水族館