雲仙モダン展 国際色豊か150点 ビードロ美術館

2019/03/08 [00:16] 公開

 長崎県雲仙市の雲仙温泉街にある雲仙ビードロ美術館で、地元の歴史、文化を昭和初期の古写真などで紹介する「アジア国際リゾートの先駆け 雲仙モダン展」が開かれ、来場者の目を楽しませている。25日まで。
 同温泉街は明治から昭和初期ごろにかけ、本県に滞在する外国人の避暑地として人気を集めた。同展では、洋式のホテルが立ち並ぶ当時の写真や、ホテルで使用されていた食器、ゴルフクラブ、宿泊者台帳など国際色豊かな約150点を展示している。
 2日はギャラリートークがあり、生駒輝彦副館長が歴史や展示品を解説。「美しい自然に当時の外国人たちは魅了された。歴史や文化に触れ、雲仙の良さを深く知ってほしい」と話した。開館時間は午前9時~午後6時。

昭和初期の食器や写真などが並ぶ「雲仙モダン展」=雲仙ビードロ美術館