多良海道の案内表示設置 天満町の街路灯15基に

2019/02/28 [00:00] 公開

 江戸時代に栄えた長崎街道の一部、多良海道を伝える案内表示が26日、長崎県諫早市天満町の街路灯15基に設置された。諫早ロータリークラブ(前田博明会長)の創立60周年記念事業の一環。
 多良海道は永昌宿(諫早市)と塩田宿(佐賀県嬉野市)を結ぶ約48キロ。同クラブは2017年、宇都町の諫早神社前など6カ所7枚の案内板を設置したのを皮切りに、3年かけて高来町までの海道沿いへの表示を計画している。
 2回目となる今回、同神社の川向かいに当たる天満町内の街路灯15基(区間約700メートル)に案内表示を設置。白で「多良海道」と書かれた茶色のサイン用特製シート(縦50センチ、横15センチ)で進行方向を示している。
 除幕式には会員や天満町街路灯利用組合の山本忠組合長ら約20人が出席。同クラブ60周年実行委の長島吉實委員長は「歴史ある多良海道への案内板表示は意義深い」と話した。

「多良海道」の案内表示(右上)を除幕した諫早ロータリークラブの関係者ら=諫早市天満町