金城前監督(長崎日大高野球部)勇退パーティー 「もう一度グラウンドに」

2019/02/24 [10:14] 公開

 長崎日大高野球部の前監督で、2006年から昨夏の全国高校選手権長崎大会まで指揮した金城孝夫氏の「勇退パーティー」(有志主催)が20日、諫早市内で行われ、長崎県内の高校野球関係者ら約70人が名将に感謝の思いを伝えた。

 金城氏は沖縄県出身。1999年春の選抜大会で沖縄尚学高を率いて、沖縄県勢として甲子園初優勝を飾った。長崎日大高では2007年夏の甲子園で長崎県勢過去最高タイとなる4強入り。2009、2010年夏もチームを全国に導いた。昨季、セ・リーグ最多勝の大瀬良大地(広島)らプロ選手や指導者も育て、65歳の本年度で学校との契約が終了する。

 パーティーでは、瓊浦高の安野俊一監督、長崎県高野連の黒江英樹理事長があいさつした後、金城氏のこれまでの功績をまとめた動画がスクリーンで流れた。金城氏は昨夏の長崎大会準々決勝で敗れた悔しさなどを振り返り「もう一度グラウンドに立ちたい」と決意表明。参加者から大きな拍手を受けた。

「もう一度グラウンドに立ちたい」と述べた金城氏