長崎県立大を運営する県公立大学法人の理事長に、佐世保市のハウステンボス（HTB）会長執行役員の坂口克彦氏（69）が1日付で就任。県庁で同日、辞令交付式があった。
辞令を手渡した大石賢吾知事は「経営面での魅力やより良い組織づくりはもちろん、未来が輝いていることを学生に語ってほしい」と期待を述べた。
ユニ・チャームや旅行大手エイチ・アイ・エスを経て、2019年にHTB社長に就任した坂口氏は「メーカーや観光、学校という違う業界でも、客や学生にどう満足してもらうかを考えるという意味で基本は同じ。ビジネス人生の集大成として期待に応えたい」と抱負を語った。
坂口氏は富山県出身、新潟大工学部卒。県公立大学法人理事長に民間人を起用するのは、05年の発足以来初めてという。