ながさきリレーカーニバル 平岡(十八親和銀)が自己ベストでV 一般・高校女子3000  

2024/04/25 [11:40] 公開

【一般・高校女子3000メートル】9分32秒11で制した平岡(十八親和銀行)=トランスコスモススタジアム長崎

 陸上の第53回ながさきリレーカーニバルは20日、長崎県諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で行われ、一般・高校の女子3000メートルは平岡美紀(十八親和銀行)が9分32秒11、男子5000メートルは黒岩蘭太朗(長崎日大高)が14分49秒84で制した。
 400メートルリレーの中学男子は時津Aが45秒78、一般・高校女子は純心女高Aが48秒80でトップゴール。中学男子3000メートルは米満楓馬(西諫早)が9分16秒28で優勝した。一般・高校男子走り高跳びは成瀬嘉人(諫早農高)が2メートル03でV2を飾った。

【中学男子400メートルリレー決勝】時津Aの第3走者今村蒼(左)からアンカー島田へバトンパス=トランスコスモススタジアム長崎

◎納得の走りで自己ベスト 平岡(十八親和銀)

 一般・高校女子3000メートルは平岡(十八親和銀行)が自己ベストを5秒以上更新する9分32秒11でトップゴール。吉井監督が「練習を積めていたが、まさか32秒台が出るとは」と驚くほどの好走を見せた。
 序盤から先頭の後ろについてレースを進め、残り約900メートルで先頭に出てスパート。吉井監督の「前を利用して最後は勝ってあがってこい」という指示を実践した。「監督の言葉を念頭に置いて走った。なんかいけそうだなと思った。1500メートルの練習が効いた」。納得のレースに自然と笑みがこぼれた。
 諫早高時代に5000メートルで16分14秒62をマークするなど地力はあったが、大学時代は目立った成績を残せなかった。再び輝きを取り戻してきた23歳は「けがをしないで、駅伝を走れるようにしていきたい」としっかり前を見据えていた。