初代スポーツ庁長官・鈴木大地氏 「国の支援活用を」 長崎で総合型地域スポーツクラブ研修会

2024/04/24 [12:20] 公開

行政の支援プログラム活用を呼びかける鈴木氏=出島メッセ長崎

 「長崎の地域スポーツを語る会~県総合型地域スポーツクラブ研修会」(県広域スポーツセンター、県スポーツ協会主催)が16、17日、長崎市の出島メッセ長崎で行われ、県内全21市町や32の総合型クラブの担当者らが、それぞれの地域の生涯スポーツの在り方などについて意見を交わした。
 初日は初代スポーツ庁長官の鈴木大地氏の講演会や、鈴木氏と西彼長与町教育長の金﨑良一氏の座談会などを開催。2日目は各市町と総合型クラブの担当者がグループディスカッションをして、共通理解を深めた。
 座談会で鈴木氏は、国の支援を受けて水球の全国大会を誘致して“水球の聖地”と呼ばれるようになった岡山県倉敷市の事例を紹介。「行政にはいろいろな支援プログラムがあるので活用してほしい」と呼びかけた。金﨑氏は「長与町でも支援プログラムを利用してスポーツの交流人口を増やしたい」と語った。
 東彼波佐見町で総合型地域スポーツクラブなどを運営するNPO法人ALH(ルピナス)の笹山敏夫理事長は「行政と連携してスポーツで町民を支えていきたい」と話した。