アミュ長崎新館 開業4カ月半で売上高62億円 23年度全体でも過去最高 イベントが追い風に

2024/04/17 [11:00] 公開

アミュ長崎 過去10年間の売上高・入館者数

  JR長崎シティ(長崎県長崎市)は16日、同市尾上町の大型商業施設アミュプラザ長崎の2023年度営業概況を発表した。新館は昨年11月の開業から4カ月半だけで売上高62億円、入館者数411万人に達した。既存の本館と高架下商業施設「長崎街道かもめ市場」を含めた全体では249億円(前年度比33%増)、1777万人(同50%増)で、いずれも00年の開業以来最高だった。
 同社によると、新館開業に加え、同市の電子版プレミアム付き商品券「長崎あじさいpay」が後押し。2月の長崎ランタンフェスティバルが4年ぶり本格開催で過去最多の集客数を記録したのを追い風に、かもめ市場が土産や飲食の利用を伸ばし、単月で過去最高の売り上げとなった。
 本館も3月に大幅リニューアルし、食品や総菜が好調。昨年新装した「かもめ広場」は、ジャズライブやバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の長崎ヴェルカのパブリックビューイングなどイベント開催が奏功し、にぎわいを創出した。
 20年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で売上高154億円、入館者数745万人まで減少したが、大きく回復した。
 同社は24年度、「ながさきを元気に!」をテーマに新しい「楽しさ」や「つながり」を生むさまざまな新イベントを予定している。