「大きさに圧倒」メインベース10年ぶり開放 艦船ファンにぎわう 長崎・米海軍佐世保基地

2024/04/16 [11:30] 公開

強襲揚陸艦「アメリカ」乗艦に列をつくる市民ら=米海軍佐世保基地

 米海軍佐世保基地を一般開放する「佐世保フリートフレンドシップデー」が13日、長崎県佐世保市平瀬町のメインベースであり、家族連れや艦船ファンら約1万1千人でにぎわった。一般開放は10年ぶり。
 米海軍や海上自衛隊との交流の場を提供し、日米の艦隊がいかに協力して日本と地域の平和に貢献しているのか知ってもらおうと開催。開放前から多くの人が集まり、急きょ入場を早めた。
 佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦「アメリカ」やドック型輸送揚陸艦「グリーン・ベイ」の見学には長い列ができ、市民らは興味深そうに見て回ったり、艦船の写真を撮影したりしていた。艦船見学を楽しんだ福岡市の会社員、紺屋本(こやもと)祥子さん(41)は「大きさに圧倒された。実際に見ることができてよかった」と話した。
 ベース内の飲食店も開放されたほか、米海軍ホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)のデモンストレーション、飲食やグッズ販売の出店、生演奏などもあった。